御殿場の起源

公開日:

更新日:2019/11/15

カテゴリー: 二代目物語

後日更新しますといって更新遅れましてすみません…

先日のブログ ”御殿場市御殿場のお祭り「高尾祭」”でお話した御殿場の地名についてお話します。

 

まずは御殿場の「御殿(ごてん)」という文字についてです。

これは晩年の徳川家康が、関東を巡って遊ぶにあたって、休憩所(建場といわれる場所)や遊館(いわゆる女性の居るお店と思われます)を建てさせ、それらを「御殿(ごてん)」や「御茶屋」と呼ぶようになったのが起源と言われています。

 

また、「御殿(ごてん)」や「御茶屋」は江戸(東京)から京都までに35箇所あったとされ、静岡県にあった17箇所の内の1つが「御殿場御殿」という名称となっており、これが「御殿場」の起源となっています。

 

他の地域では「藤沢御殿」や「中原御殿」などと地名の後に「御殿」が付いていたにも関わらず、「御殿場御殿」だけ最初に「御殿場」が付くのかは調べましたがわかりませんでした。(知ってる方がいらっしゃったら誰か教えてください!)

そんな「御殿場御殿」ですが、実際には徳川家康の没する1年前に建てられたものの、本人に利用される機会はありませんでした。(残念です…)

 

さて、話は変わり「御殿」のあった場所です。

そう、まさに「高尾祭」の行われる場所に「御殿」があったとされます。

↓は「御殿」の見取り図と航空写真です。

 

↓googleMAPと合成してみました。

現在は「御殿場御殿」の跡地に吾妻神社があります。

(子供の頃は何も気にせず高尾祭に行ってたのですが、よくよく調べてみると結構由緒ある場所でお祭りやってたんだなーと実感しました…)

 

さて、お話が長くなってしまいましたが、徳川家康公と深いつながりのある「高尾祭」!

場所はこちら

日時は平成29年11月25日() 午後5時頃~翌朝4時頃 迄

となります。是非立ち寄ってみてくださいね!

 

参考にした資料

「高尾祭」紹介ページ:http://www001.upp.so-net.ne.jp/gotemba-maturi/

書籍 みくりや物語 上巻(勝間田二朗 著) ※御殿場市立図書館に置いてあります。